整形外科的まとめBlog

運動器疾患を担当する整形外科のBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を背景にまとめて取り上げてまっす。

壊死性筋膜炎 兵聞拙速 未賭功之久也で望むべし!

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 壊死性筋膜炎です。なかなか整形外科の先生には気軽に診療してもらえません。これは典型的ではない、これはガスがない、DMがないから、、とか。まぁ結局整形外科の先生は正直なところ壊死性筋膜炎は見たくないんです。手術点数は880点なのに整形外科としては最大のリスクな疾患です。全身管理はしたくはないという整形外科医師の立場をご理解ください。。
 めんどくさいのはわかるのですが、生検さえしてしまえば何も言われなくなるので、とりあえず生検してしまうというのも手だと思います。ERが全部全身管理してくれればいいですが、整形外科は手術だけで全身管理まではちょっと、、と躊躇してしまうので、ERが全身管理してくれないならば、ICUないしは外科のバックアップがほしいところです。

 兵聞拙速 未賭功之久也!

電光石火ですばやく生検・筋膜切開まで行い、ドレナージするだけで結構症状は改善し、ホンモノであれば早期に介入しておけば救命できる可能性もあるので、(それでもダメなときはもっと徹底的にデブリードマンしないといけないかもですが)、どうせ激痛がってる人が大半なので、ERでも局麻など併用して病棟でも筋膜切開してもいいのかなと思います。切開後は痛みはかなり改善します。まぁ場所によっては手術室でせざる得ないところもあるかもですが、少なくとも四肢の怪しい症例は、即効で勝負つけてあげてもいいかなと思います。ドレナージ後は症状がだいたいよくなる類似疾患が多いので、壊死性筋膜炎かもしれない!で筋膜切開して、いろいろな疾患の治療でも早期終了させたほうが、わからないまま放置して悪化して夜間Call食らうよりいいのかなと思います。
ただ、結局のところどこの科が責任を持つかというところで、整形外科に全身管理を要する疾患を押し付けるのはあまり良策ではないと思いますので、是非ご一考ください。

どうして日本整形外科学会脊椎脊髄病医研修会は秘密主義なのか?

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 日本整形外科学会脊椎脊髄病医研修会についてですが、インターネットで検索してもさっぱりヒットしません!!なぜか秘密のベールに包まれています。整形外科学会雑誌の3月か4月号のはがきをゲットして郵送しないと参加できませんが、そんな情報は聞き込みか、メールで学会に問い合わせないとわかりません。
 講習会参加するだけで取れる資格にどれだけ意味があるのかイミフですが、講習会の内容自体は研修医の時に聞くととてもためになるようなしっかりした内容です。可能であれば、腫瘍の単位のように研修医のときに必修にしていただいたほうが良いような気もします。
 脊椎の研修会はスポーツの研修会に比べて比較的しっかりとしている印象ですが、やはり講義だけではなく、教育効果がより高いといわれている実技やワークショップなどを充実してほしいと思います。整形外科学会全般でACLSやJATECなどをご存知の教育学を勉強した先生が研修会全体をサポートしていただけるような体制をとって頂きたいと思います。

今後ともよろしくお願いしますね!
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整形外科医としての壁 その3 :整形内科学 整形外科外来

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 整形外科医として一般的な仕事が処理できるようになると、困ることも増えてきます。整形外科的にルーチンな対応では対処できない患者さんは結構多いのです。業界的には医師の思うとおり治療のうまく行かない人を”プシコ”扱いして外来から追い払う医師もいます。もちろん時に治療は難しいのですが、ここは整形外科医としての分岐点なのかなと思います。患者さんの言うことをよくよく注意深く聞いているとわりとその通りの病態なこともあります。むしろどうして他の病院でこの病気を見つけて上げられないんだろう。と思うことのほうが多いくらいです。いろいろな先生がいる中でどういう態度で患者さんと接するのが理想なんだろうと私は悩んだ時期がありました。

 私がお会いした中で一番診療が丁寧だった先生は大学名誉教授のI先生です。I先生は手の外科の専門外来をしていらっしゃるのですが、イラストの多い教科書を携えて、ご自分で絵を書いて患者さんに説明をします。説明のしかたも”私はこう考えます。”というようにあくまで主体的にお話をされるのでとても好感をもてます。整形外科の診療に行きずまったり、外来スタイルで悩んだときはI先生の外来に見学に行くと、きちんとした整形外科医としてのロールモデルを見ることができると思います。

 そして私が外来で困っていたテーマは交通事故後の患者さんたちでした。レントゲンでは異常ありません。MRIでも異常ありません。でも痛い人、困っている人がとても多いのです。痛み止めも湿布もあまり効きません。そうです。私も以前はリハビリで電気を流す治療をしていればよくなるんだと信じていました。でも1年たってもよくならない人がほとんどでした。いつまでも痛みを訴える人々を前にしてもちろん”プシコ”とレッテルを貼ったり”疾病利得”な悪い人たちと一刀両断することも可能です。でも、どこかに治療法があるだろうと思っていたのです。
 変化のきっかけはちょっとしたことでした。ちょうど異動で休みが取れた時期にたまたま友人からの紹介で保存療法の専門の整形外科医の先生の外来を見学に行きました。東京で開業されているM先生です。M先生は保存療法を保険医療で成立させているとてもすばらしい”稀有な”先生です。M先生の指導のおかげで、交通事故はもとより、保存療法でもあまり困ることがなくなりました。

 壁というのはもちろん自分で経験したり、自分で考えないとクリアできないものだと思いますが、壁を感じていろいろ努力する過程で成長していくのだと考えています。指導していただいた先生達に本当に感謝しています。

・レジデント向けお薦め教科書レビューはこちらから。
・専門医受験対策書籍レビューはこちらから

痛みの臨床に役立つ手技療法ASTR

整形外科専門医試験問題予測 その1

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6月に入ってそろそろ症例集めも一段落してきた頃でしょうか?今回は整形外科専門医試験の問題予測をしてみます。

 私は試験対策に当たって問題集を2-3回、過去問を2-3年分を2回、AAOSの問題を2回解きました。最近の過去問を見ているとある程度傾向がわかるようになってきます。筆記試験はわりと古い問題は出ない傾向にあると思います。各分野から出題数はある程度決まっているので、同様な問題が連続で聞かれる場合もありますが、最近のトピックなども踏まえて、穴を見つけ出したり、周辺の知識を洗っておくだけで問題がある程度予想できます。ですから、過去問は一年分は最後にとっておくとしても、傾向と対策を考えて勉強する上で、直前に解くよりは、すこし前にといておいてもいいかと思います。
 口答試験問題も肩関節鏡が約4-5年前に出題されて昨年出題されているので、口答試験の問題は4-5年分の問題をプールしておけば、ある程度出題予想もしやすいのかなと思います。てん先生のblogなどは年代的に調度、試験対策にはもってこいな年代になってきているのかなと思います。
http://ameblo.jp/ten-sensei/theme-10001467141.html
 いずれにせよ試験勉強はまだまだ先のお話なのであとになったら振り返ってみてください。皆さんの問題予想をコメント欄でお待ちしております。


第24回整形外科専門医試験(2012年度)について 口答試験など
整形外科専門医試験に役に立つ本 その2 もしかしたら問題が出るかも。。
専門医試験に役に立つ本 その1 とりあえず買いましょう!
準備はOK?そろそろ専門医試験を準備する時期ですよ!
提出症例について。
整形外科専門医試験のためにまずやること3つ。
第23回整形外科専門医試験(2011年度)を受けてきました。

今後ともよろしくお願いしますね!
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整形外科的夏の必須アイテム☆その1 外来って暑いですよね!

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先日床屋さんで見つけたハイテクアイテムがこれです。

クッションに扇風機がついているだけなんですが、これがかなり快適なんです!

外来を長時間していると、イスが暑くなったり蒸れてしまうんですね。すこし熱がこもるだけでかなりストレスがたまってきます。これで外来がかなり楽になります。

USBタイプ、電源タイプ、などありますが、外来だと移動が多いの電池式のほうがいいのかもしれません。
車・USBタイプもあります。


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