前回のしびれは尻きれトンボで終わってしまいましたので、補完する意味でしびれの記事を追加します。
http://www.orthopedic.jp/archives/52049659.html

しびれはしびれの原因を考えなければいけません。不定愁訴のしびれも考えるとやはり、
1、基本的な身体診察をして整形外科的疾患を否定すること、
2、局所のしびれ感の否定、
そして
3、放散痛のようなしびれの否定、などの診断回路があります。

1、基本的な整形外科的身体診察
 部位別に整形外科的身体診察の項目は決まっています。多くのしびれは問診と診察でだいたいの見分けがつきます。ただ、やはり画像は大切になってくるので、画像とのセットでやっぱり高位が合わないとか、神経っぽいけど画像的に何もないとか、(見落としているとか、、)自信がないこともあります。ブロック注射なども含めてしびれの診断的治療をすることも多いです。
 ABIをわりとまじめに取っていますが、あまり血管性のしびれが多く引っかかる印象はありません。多くの場合一般的整形外科医、もしくは整形外科で研修を終えた柔道整復師であれば診断つくと思われます。
 ただ、画像検査でもroot障害がわりとトリッキーな事があるので、ここら辺は脊椎専門の先生の出番ではないでしょうか。生理機能検査を絡めたり、術前に麻酔をかけて生理検査する施設もあるようですね。確実に”これだ!”というのは、やっぱり難しいと思います。”とりあえず手術してみてどうなるか考える”というのもよく採用しています。

2、局所のしびれ感
 知覚障害がない場合、他の症状をしびれと訴えている場合があり、局所のレントゲンやMRIなどを施行するのも考えたほうがいいでしょう。もちろん一般的身体診察に触診項目がありますが、腫瘍があったりする場合も有るので、局所の画像検査は施行して悪いことはないと思います。

3、放散痛のようなしびれ
 多分、一般的な不定愁訴のようなしびれはこの痺れかと思われます。周囲の萎縮している筋肉や痛んでいる関節から痺れのような症状を感じることが多いのだと思われます。一般的な身体診察や画像検査の後で特に大きな以上のない場合は、診断的に運動療法をトライしてもいいのかなと思います。運動療法でつまづく場合は更なる侵襲の大きい検査をしたり、他の専門家にコンサルテーションしたりしています。

こんなこと考えながら診療してます。



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