整形外科的まとめBlog

運動器疾患を担当する整形外科のBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を背景にまとめて取り上げてまっす。

脊椎関連

調べたら下肢痛(いわゆる座骨神経痛)も初診で80%くらい治してました。

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 自分のデータせっせこまとめてるんですが、いわゆる座骨神経痛の様な下肢痛ですよね。
膝の痛みも鷲足炎とかだとわりと治せるのですが、あんまり成功率高く無いですね。やっぱり半月板やらOAが入ってますから、手技療法は全能ではありません。
ただ、座骨神経痛みたいな症状の痛みは、80%くらいで初療で治せる感じになってます。

 腰痛ほど下肢痛はひどく長引かないのでわりとすっきり治る事が多いのです。これは感謝される事が多いですかね。だからLCSの人は、外来で治らない人を手術すれば良いと考えると、全部の中の10%くらいの人が真性のLCSなんじゃないかなとか。それでも部位間違えとかも入ってると思うので、手術になる人ってもっと実際は低いですね。

 あとはどうやったらもっと感謝されるかとかも考えてますが、僕はわりと外来でわからないようにそれとなく治してたりするので、逆にこういう方法が外来が増えずに混まないポイントなんじゃないかと思ってきました。患者さんの通院量減らして楽して外来楽々ちんですね!

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hip-spine症候群って難しいですよね! 手術しても手術しても治らない時があるから。 <最近の論文レビュー>

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以前エントリー書きましたが、
http://www.orthopedic.jp/archives/52068270.html

変形性股関節症と腰部脊柱管狭窄症なんかを合併している時ですね。

股関節が痛くて歩けない。
間欠爬行
下肢痛。

のような症状で、両方を合併していることがあります。

こんな時どうしてますか?


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脊髄損傷のG-CSFの治験なんてあるんですね! 理論まで検証されていまっす。

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 先日筑波大学教授のお話を聞いてきました。
大変面白く、千葉大や筑波大なら入局をしたい!
と強く思うような講演でした。

 これは脊髄脊髄病医の研修会でも出てこなかったんですが、
脊損時のG-CSFは有意差を持って効果があるようなので、
じゃんじゃか使ったほうがいい気がします。

 2012年のガイドラインでは、
ステロイドの使用は推奨しないとなったようなので、
以前からもうステロイドは合併症が強いので、
僕の施設では積極的には使わない方針だったのですが、
もう使用する施設は無くなるでしょうね。

 G-CSFの合併症としては、個人的には
個体の幹細胞寿命を縮めてしまうんじゃないか
と思ったんですが、そんなの証明するの難しいしわからないですよね。
ま、あったとしても短期的な脊髄損傷を少しでも改善する方が
よっぽど重要ですね。

 作用機序としては、
幹細胞の動員と、脊損時の抗炎症作用などとなっていたので、
この先生、基礎研究も全てこなしていてすごいなぁと思います。

とてもとても勉強になったので、報告しておきます。

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TES(Total en bloc spondylectomy);骨メタがあっても単発であれば根治を目指せるってすごいですよね!

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 今回はTESですね、TES(Total en bloc spondylectomy)、簡単にいうと脊椎全部をぶっこぬいて固定するわけです。

 以前いた施設では単発の脊椎メタだけあれば根治目指してTES!という決まりでした。(全体的には徳橋スコアに準じるってことです。)金沢大学の先生の講義など見ていると、わりと単発でなくても根治治療をしている症例もあり、整形外科手術の発展を感じました。

 講義の内容は

・2年に1回は癌の検診を受けてください。癌になっても早期で対応できます。
・消化管の検査は1年に1回受けてください。

 的な流れで、癌の治療の総合戦略を講義されていました。そのかわりメタの治療戦略のお話はあんまりなかったような気がするんですね。徳橋スコアに準ずるって事なんですかね。なんとなくかなりオーバーに治療しているような印象を受けたのですが、金大の先生教えて頂けると幸いです。

 癌の治療はほぼ癌センターに集約されるようになってきていると思いますが、わりと整形外科手術が高度にできる施設というのも限られると思うので、こういう治療を複合的に行える施設というのも限られるのかなとか思っております。

 脊椎メタがあったらもう終わりということではなくて、整形外科手術の発展によって、脊椎メタがあっても手術で根治可能!すぐに手術しましょう!っていうのが標準になっていけばいいね!って思います。

↓徳橋スコアですね!
参考
goo.gl/jJncGp


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cervical anginaってあるんですね! 老人医療で、胸痛との鑑別が問題になりそう。

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頸髄症の患者さんで

胸が苦しい、窮屈な感じがする。

という方がいらっしゃったんですね。

この方は上肢麻痺が軽度あったので、
laminoplastyをしたんですが、

ずっとこの胸の窮屈感っていうのが不思議だったんです。

この症状、以前の脊椎の講演会でお聞きしたんですが、
cervical anginaといって
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007046694
頸髄症で起きる症状なようです。

僕、あんまり知らなかったので、
勉強になりました。

交感神経の圧迫に関わるようなのですが、
手術して結果がよければ改善するとのことでした。

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んですが、

腰痛の除外診断について :腰痛診療ガイドラインの内容の考察について。

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また腰痛のお話で申し訳ないですが、

腰痛診療ガイドラインは、とてもいいと思いますが、
ガイドラインの診断の部分について、日頃からどうかなーと思う部分があります。

診断の部分で少し気になるのは、

除外診断の考えかたです。

やはり私は3次救急を経験しているからか、
救急かそうでないのか、
という判断をまっさきにする。
というのをとりあえずさっと考えるんですね。

次に何科の疾患なのかを判断する。
ER医は、他の科にパスするのが重要なんですね。
整形外科医としては、自家疾患か、他科疾患かということが重要です。
(患者さんにはどうでもいいことだと思いますけどね。)

そして
返す前に、見逃しては行けない疾患がないか各科と相談してチェックする。
というフローの流れであって、
最後に整形外科医としての思考を働かせるわけです。

ガイドラインではこの診断という行為、
仕事の流れも組んだプログラムであるということが、
なかなかニュアンスとして見えてこないんですね。

そして
救急で見逃しては行けない病気と
救急じゃないけど見逃しては行けない病気
というのは、
なんとなく時間軸的に同列で扱うべきではないと思うんですよ。

ですから、
まずは救急疾患の否定、
そして重篤疾患の否定という順番だと思います。
ま、こんな可能性は非常に低いので、
常識として知っているだけでいい問題だと思いますけどね。

でも常識って簡単に言いますけど、
見た事がなければ判断できないわけですよね。

乖離のハンドリングに慣れている整形外科医って
多分かなーり少ない気もするので、
なんとなく常識だけど、
経験しないとニュアンスつたわんないよなー 
って思います。

ま、整形外科医は基本ER苦手だからしょーがない。
と思いますし、
そういう内科や救急が嫌だから、
整形に来ている先生の方が多数派だと思うので、

ここ整形外科医の限界でしょうかね。

ま、ER超得意だからまかせとけ!
っていう先生は、、頑張って下さい!!!!

初期研修必修世代の先生ももう中堅どころだと思うので、
そういう先生も多くなっていますよね。

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腰痛診療ガイドラインネタでkindle出版準備に入りました!

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祝・出版でっす!!!!!

マンガ作ってから2年ばかり過ぎたので、そろそろコンテンツをまとめようと思っていました。

腰痛診療ガイドラインの内容が無難かなー

と思って、とりあえずまとめてみました。

ホント、マンガで説明しただけで、

あとはガイドライン見てね!

というような企画なのですが、

わりとコンパクトに大事なことをまとめたと思います。

なにせ、元の本が素晴らしすぎるので、

この本を紹介しているだけでとても重要な本だと思います!!!!

なにやら虎の威を借りるなんちゃらみたいですが、

それでも腰痛で困っていて何を信じればいいのかわからない!

という人は、今でも外来にわんさかくるので、

外来患者さんが1人でも減れば!!!!

という思いで出版しました。

応援よろしくお願いしまっす!!!

購入できるようになったらまた宣伝させてください!!

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P.S. なんか出版では契約上amazonと独占契約する必要があるらしく、そのため無料で公開していたマンガを90日程度引っ込めます。90日過ぎてamazonがOKだせば、また復活すると思うので、しばしお待ち下さい!!

整形外科的老年リハビリ講座 その3 臀部痛ってLCSかLDHの二択しかないの?筋肉の評価ってどうしてますか?

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老年リハビリで3つ目の記事になります.

今回は臀部痛です.

整形外科外来ですが、
臀部痛、全部、LCSやLDHで説明しようとしていませんか?
続きを読む

整形外科的老年リハビリ講座 その2 頚椎過伸展問題はどう対応するの?

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<2014年9月の記事になります。>

お年寄りでもなにか症状があって来院される方も多いですが、

わりと

最近姿勢が気になる。

という方も多くいます.

大概亀背が進行して、下を向く事が多くなるので、
それに対応して頚椎が過伸展するので
調子が悪いんだと思います.

ただ、これがただちに大きな問題に必ずしもなるわけではないのですが、
なんとなく体には良くない気はするんですね.

亀背の進行を和らげる事が大事になると思うのですが、
これもなかなか難しいのです.

基本は腸腰筋ストレッチである程度亀背は改善しますが、
なにせ70、80代はLCSも多い為、
胸腰椎過伸展と言えば、

ケンプサインですよね!!

ですからLCSがある人には辛い動作になると思うのです.
ですから、少し注意しながらストレッチ指導してみていまっす。

PTに依頼を出すと、
症状があるわけではないので
すこしむっとされるかもしれないのですが、
お年寄りの満足度はわりと高かったりするようです.

なかには別の疾患が混じっているのかもしれないので、
いろいろ見て行かないとだと思いますけどね!

他に過不足あれば教えて頂ければと思います.

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下肢痺れについて、質問の答え。脊柱管狭窄症の可能性もありますね!

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以前に下肢の痺れについて質問を受けたことがあったので、
とりあえず脊柱管狭窄症について再掲させていただきます。

脊柱管狭窄Q&A 脊柱管狭窄について整形外科医が答えます!

http://www.orthopedic.jp/archives/52039243.html

臀部痛だったら、ルートによる症状の可能性がありますけどね!


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