整形外科的まとめBlog

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感染症

整形外科医的ノロ・インフルエンザなど感染症にかからないライフハック 10のまとめ

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 みなさん、新年はいつからお仕事ですか?私は新年早々当直でちょい疲れていますが、とりあえずいつもの感染対策を挙げていきます。

 インフルエンザは呼吸器感染症で飛沫感染で、ノロウイルスは接触感染(飛沫感染とも言われているそうです。)です。それぞれに対策は異なるのでしょう、そしてもちろん、ごくごく当たり前の話ですが、この2つのだけではなく数限りないウイルス、細菌などに日常的にですね、、私の場合は病院が職場ですので、かなーりさらされているわけです。

いろんな職場でいろいろな対策をとっている人を見てきましたので、参考になれば、、

その1、適切なワクチンを施行しておくこと。

 職業柄必ずワクチンは打っていますね。

 インフルエンザワクチンは職場の義務ですから当然ですが、集団免疫をいう概念からは家族への接種、そして、自分の患者さんへの接種を薦めてマス。

その2、職場と家の衣類を一切合財変える。

 普段着とは別に通勤用の衣服・靴を用意しています。病院に着くとまず病院の衣服に着替えて、通勤用の衣服では職場で仕事をしないようにしています。

 私の職場は病院なので、いろんな飛沫やら粒子が服につきます。別に普通に毎日通勤電車などに乗っていれば、条件はそこまで変わらない印象もありますが、結局はいろんな病原体が衣服に毎日つくのです。外の衣服、特に仕事の衣服は仕事場でしか着ない。家になるべく持ちこまない。というのは重要です。

その3、仕事がはじめるとき、終わるときの手洗いをする。

 仕事始めの外来や診察前、病棟に登庁したとき、患者さんの診察の前、診察の後、通勤用の服に着替える前、などこまめに手洗いなどをします。

 まぁ必須ですよね。説明の必要もないかと、、医療用の衣服ですが、本当は半そでが推奨なようです。私などは風邪引いちゃうような気がします。青木先生のblogの記事は、”先進国では白衣は半そで”というタイトルは、暗に”日本は感染症では先進国でないのですよ”ということを示唆しているのかと思っています。指輪フリーなんてもう最高ですよね!!時計も汚いだけじゃ、、、

その4、職場から帰ってから歯磨きをする。

 家に帰ったら歯磨きしてます。

 食後になってしまうことも多いのですが、外からの粒子を持ち込まないということで冬場で感染症がはやっている時期や、当直明けで体力が乱れているときは、しっかりと歯磨きをすることもあります。

 ことに歯磨きですが、結構重要だという意見もあります。飲み会で歯学部の後輩から歯磨き講義を受けて、目からうろこが落ちたのですが、どうして医学部では歯学の講義が充実していなかったのでしょうか、、
彼によるよく理解されていない歯磨きのポイント

1、なるだけ、軽く歯磨きをすること
歯磨きは摩擦で歯が削れるらしく、本当に軽い力ですることが重要なようです。

2、毎食後磨くこと
やっぱりこまめに歯磨きが重要なようです。

3、音波歯ブラシはお薦め
やっぱり上記条件にあるのは音波ブラシのようです。私はフィリップスを使用していますが、携帯性のいいポケットドルツなんかを使用している先生も多いですね。フィリップス、くすぐったくないですか??

↑コップで充電できるタイプができたせいか、かなり安くなりましたね。いろいろチェックしてみてください。。コツは、最初に替ブラシを大量に買ってしまうことです。掃除機とかプリンタとか消耗剤セットのものってめんどくさいですよね。。

4、歯間ブラシは効果的
歯科医からは毎日するように!とお叱りを受けています。女医さんなので叱られるのツボにはまりますね。。


試してガッテンという番組でも内容はともかく歯磨きでインフル十分の一!という番組ありましたっけね、、

その5、職場から帰ってから自宅でシャワーを浴びる。

 特に手術があった日ですが、そのままシャワーに入ります。

 結果的に私、毎日除線されてるわけですね。。手術ではいろんな粒子が肌についています。特に電気メスの蒸散した油はシャワーに入ると肌についているのがわかります。あと足にいろいろなものが流れ落ちていると思われるので、それをもう一回洗い流すわけです。もちろん通勤時にもいろいろついていますからね、、、

その6、体温を著しく低いままにしない。

 雨で濡れた後はシャワー浴びてます。

 登山などでも雨具があっても雨に打たれることがどうしてもあります。雨に打たれたらまぁぬれるわけですが、ぬれること自体が悪いのではなく、濡れて体温を低いままにしない、休んだときに体温を上げろという考え方があります。つまり、日常生活でも雨に濡れてもいいのですが、そのあと家に帰ったらすぐにシャワーを浴びるなりして体温を下げたままにしない工夫が必要です。

その7、就寝時の湿度を保つ。

 当直時はマスク、濡れタオル必須です。

 特に当直時ですが、病院って湿度低いですよね。。。患者さんが病院でよく風邪を引くわけがわかります。そして加湿器も患者は持ち込み禁止ですからまた困ったものですね。。。私は当直時はマスクをして寝ていますし、濡れタオルを枕元におくようにしています。当然同じように家では洗濯物が並びますのである程度は保たれていますが、やっぱり加湿器買えよと、、、加湿器のある実家はやはり快適です。

↑静音で選ぶならダイニチと定評がありますね。。。

その8、よく寝る。

 ま、寝させてくださいよ!お願いしますって!!

 当直時に体に不調が起きる確率が高いので要注意!!当直中は15分でも寝ると違いますね。睡眠を削られると生活リズムが狂いますので、まずここは重要と思います。あと、逆説的な話ですが、週に2回くらいしてると逆に当直していた方が体が楽になるってことありませんでした?あとよく寝ない人でも風邪を引かない人っていますよね。だから多分寝なくてもなんとかなる方法があるんだと思います。。。ナースの方は夜勤を複雑なパターンでこなしていて、よく体壊さないなとか、、、

その9、弱っている家族に近づかない。

 ダウンした家族は隔離します。

 染るので近づかないことが慣用です。ノロウイルス、インフルエンザ、最悪ですよね。。。呼吸器症状があるうちは寝室も別。食事も時間をづらして別。最高ですね。そうです。こういうことをやると家族に信頼されず、のちのち非常に批難されることになりますね。。。ですので食事の準備などは手伝ってあげましょう、なるべく接触しないように。。まぁ自分も感染して一緒に疾病休暇をすごすのもいいのかもしれませんが、仕事を優先してここは冷徹になる部分かと、、

その10、患者さんや人ごみに不必要に曝露しない。

 患者さんとの接触は必要最低限です。人ごみもこの時期NGです。

 病棟で診察することはとても大切ですが、高齢者の方や施設にいる方はノミがいたりします。疥癬というやつですね。これにかかると厄介なので、要注意です。要注意って行っても接触しなきゃいけないから、どうしようもないんですけどね。。。整形外科医はいつも病棟ナースからは、病棟にこないダメ人間扱いされていますが、僕らの活躍の場所は手術室なんですよ!!!手術室での輝いている僕らも一度見てください!!
http://www.scabies.jp/definitediagnosis/detection1/index.html


最後の2つは、おまえ大丈夫か?と思われそうですが、感染対策としてはごく当然かと思います。まぁ、個人的にはなるだけ病棟に行けるように努力はしています(手術が忙しくていけないだけ)ので、今後ともよろしくお願いしますね!!
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今年はなんとかノロにもインフルにもかからずやっていけそうなorthopedicsより


ノロウイルス!当たらなければどうということはない?当たっても別に大丈夫ですよね。。

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みなさんごきげんよう、元気ですか?
ノロが思いのほか騒がれているようですね!!

当病棟でも、ノロでむしろ有給休暇が取れるかもしれない!とウキウキしてるナースが多い印象があります。皆さん浮かれすぎですよ!!
最初の3日間は無給になるかもしれないので要注意ですよ☆
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1425261989
証明書まで求められるめんどい職場もあるんですね。。>青木先生blogのコメント

そして報道機関の人ですね!
冬に感染性胃腸炎が流行るのも毎年のことなのに、
話題がないのか浮かれすぎですよ!!

ノロウイルスの保険点数が今年から通ったからノロが注目されていますが、
例年病棟は冬には感染性胃腸炎に苦しめられています。

これは検査したから病気がたくさん見つかった例ですね、、、夏のインフルエンザと同じような問題だと思います。(昔から夏風邪と呼ばれるものはあり、それを検査してみたらインフルエンザも含まれていたということ。夏にはそんなに問題にならないからインフルエンザの検査しないんですよ。)

まぁ感染性胃腸炎もご老人にはかなりダメージは大きいので、乗り切れない人も多いのでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/4be06a26b4f2f3923af279d736c68c8a
でももともと体力が落ちていた人と健康な人と比較するのはフェアではありません。。。

ただ、”当たらなければどうということはない”のです。
(当たっても健康な人はまず死なないから大丈夫です。)
しっかりと伝統的な公衆衛生的な対策でまずは”当たらないように”乗り切りましょう!

そして当たらなくても、当たってしまっても、まずは標準予防策ですね!!
当たってしまったらガイドラインに沿って対策をしましょう!
http://www.orthopedic.jp/archives/52067765.html

まぁ結局医療リソースの問題が根源にあるような気がするので、ご配慮いただけたらと思います。

ノロに当たっても当たらなくとも、今後ともよろしくお願いしますね!
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たんに、”当たらなければどうという事はない”ということを言うためだけに浮かれて記事をかいたわけではないorthopedics より

アウトブレイク:ノロウイルスとの仁義なき戦い。。ノロウイルスは病棟看護でぶっとばせ!

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ノロウイルスが流行っていたりすると、いろいろ困りますね。

困るポイントとしては、
・下痢の人にノロウイルスの検査とかイチイチ出す出さないのがめんどくさい。
・”あれ?どこいっちゃったの”的な患者さん隔離的なBed管理で困る。
・看護師に感染して貴重なスタッフの数が減少してしまう。
・ナース・PT通して遠隔地転移を起こすので、病院全体の取り組みが必要。

などなど、困りますね!

別にノロだからといって、単なる感染性の腸炎のウイルスなので、どうと言うことはないのですが、
やっぱり院内感染が止まらない時はさすがに焦ります。

そして高齢者には時に腸炎は結構大きな打撃になります。多くの整形外科の手術後の患者さんは動けませんので、体力を消耗してしまうのです。そして頚部骨折、THA、脊椎関連などで臀部に近い手術も多いので不潔っぽくて嫌ですね。。

ちなみにナースや助手さんにとっては病棟業務が半端なく増えて厄介だそうですね。。

今回はノロウイルスのCDCガイドラインの訳から面白い部分を抜粋してみます。
http://www.hica.jp/cdcguideline/norovirus/CDCguideline2011.htm

・嘔吐や下痢への暴露を避ける。>避けれたら苦労しないぜ!姉さん!
・患者は個室で接触予防策の下に置く。>部屋が余ってたら苦労しないぜ!姉さん!
・症状が収まってから少なくとも48時間は接触予防策の下に置く。 >2日間ね。。個室代がパーでトホホだよ。姉さん!

・新たな入転院に対し病棟閉鎖を考慮する。>閉鎖してほしいよ!姉さん!!
・ノロウイルス感染症に合致した症状のある医療従事者の病気休暇方針を作成し遵守する。 >休みをおくれよ!つらいよ姉さん!!(切実。。)
・病棟での一患者コホートに対するスタッフケアを保証し、患者コホート間を移動させない。>そんなにリソース余裕なーいんじゃないかなぁ。がんばってよ姉さん!
http://www.micks.jp/jhi/2012/09/20120905.html

ってことで、病棟管理で防げる問題も多いからICTチームのせんせ、よろしくお願いしますねー。

 僕は日常的な病棟管理(患者配置・人員配置など)や日常的な衛生管理(トイレ・手洗いなど)に鍵があるんじゃないかと思っていますが、経営の問題もありなかなか難しいですねぇ。
(という意味でこの戦いには実は仁義がないんじゃないかと、、、)




今後ともよろしくお願いしますね!
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これまでの感染症関連の記事はこちら。
http://www.orthopedic.jp/archives/cat_50048754.html

壊死性筋膜炎 兵聞拙速 未賭功之久也で望むべし!

 壊死性筋膜炎です。なかなか整形外科の先生には気軽に診療してもらえません。これは典型的ではない、これはガスがない、DMがないから、、とか。まぁ結局整形外科の先生は正直なところ壊死性筋膜炎は見たくないんです。手術点数は880点なのに整形外科としては最大のリスクな疾患です。全身管理はしたくはないという整形外科医師の立場をご理解ください。。
 めんどくさいのはわかるのですが、生検さえしてしまえば何も言われなくなるので、とりあえず生検してしまうというのも手だと思います。ERが全部全身管理してくれればいいですが、整形外科は手術だけで全身管理まではちょっと、、と躊躇してしまうので、ERが全身管理してくれないならば、ICUないしは外科のバックアップがほしいところです。

 兵聞拙速 未賭功之久也!

電光石火ですばやく生検・筋膜切開まで行い、ドレナージするだけで結構症状は改善し、ホンモノであれば早期に介入しておけば救命できる可能性もあるので、(それでもダメなときはもっと徹底的にデブリードマンしないといけないかもですが)、どうせ激痛がってる人が大半なので、ERでも局麻など併用して病棟でも筋膜切開してもいいのかなと思います。切開後は痛みはかなり改善します。まぁ場所によっては手術室でせざる得ないところもあるかもですが、少なくとも四肢の怪しい症例は、即効で勝負つけてあげてもいいかなと思います。ドレナージ後は症状がだいたいよくなる類似疾患が多いので、壊死性筋膜炎かもしれない!で筋膜切開して、いろいろな疾患の治療でも早期終了させたほうが、わからないまま放置して悪化して夜間Call食らうよりいいのかなと思います。
ただ、結局のところどこの科が責任を持つかというところで、整形外科に全身管理を要する疾患を押し付けるのはあまり良策ではないと思いますので、是非ご一考ください。

整形外科と感染症 感染症外科医って整形外科医のこと?

 整形外科は比較的感染症と戦う外科医という位置づけに最も近いのかもしれません。壊死筋膜炎、腸腰筋膿瘍、ガス壊疽、糖尿病性壊疽、骨髄炎、化膿性脊椎炎、化膿性股関節炎と緊急手術を時に必要とする疾患を専門分野としています。(しかしながら、ほとんどの整形外科医はばい菌=悪としてと考えていて、以上のような疾患を忌み嫌っていますね。)特に糖尿病患者の増加によりアンプタ(amputation)は、整形外科として必ず通らなければならない道でしょう。

 最近は感染症科の先生が多くなってきたので大きな総合病院では抗生剤の指示を出したり感染症Roundしてくれたりしています。そして外科や整形外科の先生の伝統的な?抗生剤の使用方法は少しづつ変革されてきています。しかしながらまだまだ生検>抗生剤選定の流れがはっきりしない部分もありますね。壊死性筋膜炎も類似疾患で生検を繰り返して診断や治療につくのでしょうし、化膿性脊椎炎、化膿性椎間板炎でも生検>抗生剤の流れが徹底しておらず、原因菌が不明になってしまう場合もありますね。

 以上のようなことが起こるのは、整形外科の先生の中で感染症の位置づけがとても低いからなのだと思います。整形外科内での感染疾患は手術はかならずしも必要でない場合も多く、しばしば全身管理が必要になり、整形外科の本分からはすこし外れたように感じる、人工関節などの手術の際にコンタミで感染したら嫌、というような理由になるでしょうか。でも一番苦労するのは外傷後骨髄炎やインプラントの感染のはずですので、やはりここは整形外科内で専門性を確立してもいいのかなーとは思います。(まぁ誰もやりたがらないでしょうけど。。。)

 総合内科がある病院だと診断や抗生剤まで内科で指示出してくれたりして診療も楽そうですね!

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