腰椎麻酔の看護は
1、術前看護
2、術中看護
3、術後看護
に分かれますかね。
基本病棟の看護師さんは
1、3を担当するわけで、
手術室の看護師さんは
2(1、3をする病院もあるでしょうが、、)がメインでしょう。
手術室でも余裕があって研修させる力がある病院は
しっかり術前看護させていますよね。
今回は1、術前、2、術中看護をメインに考えてみます。
1、術前看護
術前看護は外来から始まっています。
手術が決まり次第、執刀医が麻酔方法を検討して、腰椎麻酔を決める、もしくは麻酔科医が麻酔方法を選択することになります。
術式、入院概要などを説明して、患者さんの背景を情報収集するわけです。
患者さんに安心してもらう事以外にも、安全を守る情報収集をドクターと協力して行う訳ですね。
ですから
*手術術式の理解
*入院概要の理解
*ルーチーンの情報収集
なんかが外科や麻酔科のドクターと協力しながら必要なわけですね。(ホントは)
入院してきたら外来からの引き継ぎをもとに、上記再確認します。
入院時問題になるのは
*抗凝固薬の服用
*心機能
*発熱
なんかですかね。
抗凝固薬中止忘れだと血腫も出血も怖いので手術はいったん延期になるかもですし、
発熱ならルンバールならOKという先生と、そうでない先生がいると思います。
心機能なんか悪かったら、早く手術して起こすのがBestだと思いますけどね。
全身麻酔や腰椎麻酔のリスク評価が重要です。
ま、麻酔かけられないくらいダメな人は一週間くらいで亡くなってしまう事もありますからね。
そしてわりと腰椎麻酔も循環動態変わるので、
それだったらゆっくり全身麻酔でしたほうが好きという麻酔科の先生もいます。
発熱は結局敗血症なのに手術したら感染してしまうし、
肺炎だったら全身麻酔で悪化するし、
敗血症でなかったらある程度のリスクはあるけど、
頸部骨折などはやってしまった方が良い場合もあると思うので、
これは執刀医と麻酔科医の判断になると思います。
骨折だけで問題のない発熱なんかも多いので、
経験的はやって問題が結果なかったという場合も多いのですが、
ここらへんは施設によって異なります。
2、術中看護
これは手術室に入ってから出るまでの看護ですが、
1、の流れでリスク評価をするので、術中看護は1の段階でもう始まっているというか、
情報をもとに計画する必要があり、この情報はとっても大切になります。
全身状態、ADL、キャラクターなんかを把握しながら、
必要あれば麻酔科医や主治医に確認します。
麻酔の看護は、
手術介助の延長線上にあるので、
手術内容と絡めてほしいですが、
ルンバールだから、あんまり気にされないことが多いですね。
入室時の基本は、
ルーチーンの確認(IDチェック、手術部位、術式確認など)、
リスク評価の確認(既往歴の確認、必要検査の確認などなど)、
禁忌の再確認(抗凝固の有無、ペースメーカーの有無などなど)、
ですよね。
手技の時ですが、
腰椎穿刺のポイントは、
体位と静止ですかね。
へそを見ろとか、えびの様にって言うこともありますが、
エビぞりしたりする人もいるので、
実際に事前に体位をとってもらうのが良いような気がしています。
ですから患者さんに安心してもらう為に、術前訪問とっても大事です。
こういうの守れない人は全身麻酔の方がいいと思います。
そういうキャラクターを見極めるというのも、大事な看護技術だと思います。
あと手技が難しいケースは、
太っていたり、側湾症だったり、LCSが強い場合ですね。
これも全身麻酔に移行した方が時間かからなくっていいかもです。
30分もいろいろルンバールでさせると局所麻酔もめんどくさいしみんな疲れちゃいます。
腰椎穿刺終わったら、
5分くらい固定させて、バイタル確認して(血圧が落ちやすいので輸液や昇圧剤のタイミングがあります。)、安定したら体位変換やら術中体位、レントゲン確認などに移ります。
バイタルが落ち着けば麻酔でトラブルになる可能性は低いのですが、
高齢者は何が起きるかわかりませんのでやっぱり注意が必要ですね。
外科医のルンバール時は放置プレーになる病院も多いので、
看護師に要求される部分が大きくなります。
血圧が知らないうちにものすご下がってたとか、
途中で息止まってたとかあり得ますので注意してください。
他に何か過不足あれば、教えて下さいね!
今後ともよろしくお願いしますね!

↑のロゴ、ぽちっと押してみてください。
blogランキングへの投票・リンクになります。
ナースと麻酔科医と外科医がばらばらに情報を集めるのが、ダブルチェックになって良いのか、それとも時間の無駄なのか、わかりかねている一外科医より
1、術前看護
2、術中看護
3、術後看護
に分かれますかね。
基本病棟の看護師さんは
1、3を担当するわけで、
手術室の看護師さんは
2(1、3をする病院もあるでしょうが、、)がメインでしょう。
手術室でも余裕があって研修させる力がある病院は
しっかり術前看護させていますよね。
今回は1、術前、2、術中看護をメインに考えてみます。
1、術前看護
術前看護は外来から始まっています。
手術が決まり次第、執刀医が麻酔方法を検討して、腰椎麻酔を決める、もしくは麻酔科医が麻酔方法を選択することになります。
術式、入院概要などを説明して、患者さんの背景を情報収集するわけです。
患者さんに安心してもらう事以外にも、安全を守る情報収集をドクターと協力して行う訳ですね。
ですから
*手術術式の理解
*入院概要の理解
*ルーチーンの情報収集
なんかが外科や麻酔科のドクターと協力しながら必要なわけですね。(ホントは)
入院してきたら外来からの引き継ぎをもとに、上記再確認します。
入院時問題になるのは
*抗凝固薬の服用
*心機能
*発熱
なんかですかね。
抗凝固薬中止忘れだと血腫も出血も怖いので手術はいったん延期になるかもですし、
発熱ならルンバールならOKという先生と、そうでない先生がいると思います。
心機能なんか悪かったら、早く手術して起こすのがBestだと思いますけどね。
全身麻酔や腰椎麻酔のリスク評価が重要です。
ま、麻酔かけられないくらいダメな人は一週間くらいで亡くなってしまう事もありますからね。
そしてわりと腰椎麻酔も循環動態変わるので、
それだったらゆっくり全身麻酔でしたほうが好きという麻酔科の先生もいます。
発熱は結局敗血症なのに手術したら感染してしまうし、
肺炎だったら全身麻酔で悪化するし、
敗血症でなかったらある程度のリスクはあるけど、
頸部骨折などはやってしまった方が良い場合もあると思うので、
これは執刀医と麻酔科医の判断になると思います。
骨折だけで問題のない発熱なんかも多いので、
経験的はやって問題が結果なかったという場合も多いのですが、
ここらへんは施設によって異なります。
2、術中看護
これは手術室に入ってから出るまでの看護ですが、
1、の流れでリスク評価をするので、術中看護は1の段階でもう始まっているというか、
情報をもとに計画する必要があり、この情報はとっても大切になります。
全身状態、ADL、キャラクターなんかを把握しながら、
必要あれば麻酔科医や主治医に確認します。
麻酔の看護は、
手術介助の延長線上にあるので、
手術内容と絡めてほしいですが、
ルンバールだから、あんまり気にされないことが多いですね。
入室時の基本は、
ルーチーンの確認(IDチェック、手術部位、術式確認など)、
リスク評価の確認(既往歴の確認、必要検査の確認などなど)、
禁忌の再確認(抗凝固の有無、ペースメーカーの有無などなど)、
ですよね。
手技の時ですが、
腰椎穿刺のポイントは、
体位と静止ですかね。
へそを見ろとか、えびの様にって言うこともありますが、
エビぞりしたりする人もいるので、
実際に事前に体位をとってもらうのが良いような気がしています。
ですから患者さんに安心してもらう為に、術前訪問とっても大事です。
こういうの守れない人は全身麻酔の方がいいと思います。
そういうキャラクターを見極めるというのも、大事な看護技術だと思います。
あと手技が難しいケースは、
太っていたり、側湾症だったり、LCSが強い場合ですね。
これも全身麻酔に移行した方が時間かからなくっていいかもです。
30分もいろいろルンバールでさせると局所麻酔もめんどくさいしみんな疲れちゃいます。
腰椎穿刺終わったら、
5分くらい固定させて、バイタル確認して(血圧が落ちやすいので輸液や昇圧剤のタイミングがあります。)、安定したら体位変換やら術中体位、レントゲン確認などに移ります。
バイタルが落ち着けば麻酔でトラブルになる可能性は低いのですが、
高齢者は何が起きるかわかりませんのでやっぱり注意が必要ですね。
外科医のルンバール時は放置プレーになる病院も多いので、
看護師に要求される部分が大きくなります。
血圧が知らないうちにものすご下がってたとか、
途中で息止まってたとかあり得ますので注意してください。
他に何か過不足あれば、教えて下さいね!
今後ともよろしくお願いしますね!

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