整形外科的まとめBlog

整形外科専門医が監修しているBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を幅広く取り扱います。専門医試験対策はアップデートされますので過去ログ参照してください。青森・東京・関西圏対応

ノウハウ

腰椎麻酔のポイント とりあえず7つのポイント

とりあえず腰椎麻酔のポイントをまとめておきます。

1、腰椎麻酔は穿刺すれば良いという手技ではなく、
麻酔計画の一操作という事を忘れないこと。
(これにすべて包括される。)

きっちり術前計画を立て、術中観察をして、
術後観察も必要な一連の戦術であることを忘れない。

ありがちなストーリー

・腰椎穿刺後に、手洗いに行ってショックに気がつかない。
・抗凝固療法の人に腰椎穿刺
などなど

基本的には自分で行わず、麻酔科の先生にお願いするのが吉ですけどね。。

2、10代の人の腰椎麻酔は原因不明の血圧低下など
予想外のことが起こる可能性があり避けたほうが無難。

3、短く(1時間)とかで切れる場合があるので、
長い手術になる可能性がある場合は全身麻酔、硬膜外麻酔を併用する。

4、ゆっくり効かせたい場合は、やや大目の容量でゆっくり入れる手技で
やや長時間の腰椎麻酔を施行出来る。(経験則のみ、エビデンス不明。)

5、手技の手順
・体位が重要 しっかり体位を取らせることができたら半分終わり。
・目線穿刺方向の高さが合うほうが間違いにくい。
・腰椎の側湾に気をつけて、正中、もしくは傍正中を想定する。
・皮下脂肪を考慮して、長い穿刺針を準備する。
・血圧低下が起こると思って行動をしておく。

6、患者教育が必要。
・しっかりと体位をとっていれば早く終わらすことができること。
・痛みがないように努力すること。
・痛みがあっても動いていたり避ける動作をしている限り、終わらないこと。
・針が迷入すると危険なので痛くても動かないこと。

以上が守れない、小児、小児に類似する精神疾患、小児に類似する人格障害者には腰椎麻酔や硬膜外麻酔は避ける。術前回診で判断する。

7、適応外を見抜くこと。
上記参照。
硬膜外麻酔にしても、循環動態を大きく動かすので、心臓が悪い人は軽い全身麻酔のほうがリスクが低い場合もある。

とりあえずこんなところかな、、追加などあればいろいろご指摘ください。



今後ともよろしくお願いしますね!
eseikeiUntitled

↑のロゴ、ぽちっと押してみてください。
blogランキングへの投票・リンクになります。



初期研修・後期研修で大切なこと その3 整形外科的コンサルテーションとは?

tooru

今回は、整形外科のプレゼンテーションについてです。

 整形外科医は結構いい加減な先生から、ものすごい几帳面な先生まで千差万別で、プレゼンの仕方にも癖があり、わりと幅が大きい気がします。

 メカニズムをとことん徹底して追及する先生や、(転倒はどの方向で、どれくらいのエネルギーで、そして床はコンクリートだったの?みたいな。。)とりあえずレントゲンから入る先生(わからないからレントゲン見ようよ!)、身体診察と画像をセットでないと話もしない先生(おまえが撮った条件があってるかは、診察しないとわからないだろ?)、みたいにいろいろスタイルがあります。

ポイントとしては、

1、まずは、コンサルの目的を最初に言う。

”レントゲンを見ていただきたいのですが、”
”骨折を疑う患者さんがいるので、相談をしてもよろしいですか?”
(来てもらうことはできますか?などなど)
の方が、いいかもですね。

時間があったら、よくわからないからプレゼンしろ!
って言われると思います。

今お時間ありますか?の文言は必要だけど、いらないって言う先生もいるので上司によりますね。

あとは、とりあえず急ぐのか、急がないのか、も最初に教えてほしいかもですね。

2、もう少し時間が取れる場合のプレゼンの仕方は、

ID(年齢 性別) 
CC(主訴) 
HPI(メカニズム) 
PMH(大きな既往歴) 
身体所見 
レントゲン所見
診断 
治療方針
最後に判断を仰ぐ内容。
かな。。

でも、整形外科にコンサルトがある症例は、大概、、、

・レントゲンが自信ないので見に来てください。
・明らかに骨折なのでギプス手伝ってください。
・開放骨折なので至急来てください。
・整形外科的感染症が疑われるので診に来てください。
・腰痛が内科的に問題ないので診に来てください。

などなどですね。。

でも、
舟状骨(足)の骨折を診断するのに、足関節のレントゲンみてもわからないわけですよね。
手首の怪我ではSnuffboxの圧痛の有無がわからないと適切なレントゲンも施行できないわけですね?

”レントゲンさえ読めば良いのだ!”とか思っている整形外科も一部いると思いますが、基本的には診察とセットですから、関係ないレントゲンをいくら見てもなにも情報が得られないので、信頼性がない場合、"やっぱり見に行かないと"or"プレゼンをしっかり聞かない"と骨折の診療はできないと私は考えています。

めんどくさい上司でごめんなさいよ!

今後ともよろしくお願いしますね!
eseikeiUntitled

↑のロゴ、ぽちっと押してみてください。
blogランキングへの投票・リンクになります。
電子出版しました!
マンガで読み解く
腰痛診療ガイドライン
eseikei5
腰痛をマンガでまとめました!

初期研修レジデント
コミュニケーションマニュアル
eseikei5
お役に立てれば光栄です。

整形内科概論
一ヶ月スパルタマスターコース
eseikei5
リリースしました!
最新コメント
アクセスランキング
eせいけいメルマガ(PC用)
HN
職種
名前
email
登録すると、規約に同意するものとします。
医療情報を扱うため職種の入力のご協力をよろしくお願いいたします。
バックナンバー
RSS/Contact
icon_06RSS登録はこちらから
相互リンクのご連絡はこちら☆ 医療相談についてのガイドラインはこちら☆
プロフィール

orthopedics

関連ページ
eseikeijWiki eせいけい
 ブログの内容をまとめたページです。整形外科専門医試験対策もまとめてみました。
eseikeijメルマガ eせいけい 
 メルマガをはじめました!応援をお願いいたします。
 
Amazonライブリンク
ブログランキング
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ