整形外科的まとめBlog

運動器疾患を担当する整形外科のBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を背景にまとめて取り上げてまっす。

リハビリ

整形外科的老年リハビリ講座 その2 頚椎過伸展問題はどう対応するの?

<2014年9月の記事になります。>

お年寄りでもなにか症状があって来院される方も多いですが、

わりと

最近姿勢が気になる。

という方も多くいます.

大概亀背が進行して、下を向く事が多くなるので、
それに対応して頚椎が過伸展するので
調子が悪いんだと思います.

ただ、これがただちに大きな問題に必ずしもなるわけではないのですが、
なんとなく体には良くない気はするんですね.

亀背の進行を和らげる事が大事になると思うのですが、
これもなかなか難しいのです.

基本は腸腰筋ストレッチである程度亀背は改善しますが、
なにせ70、80代はLCSも多い為、
胸腰椎過伸展と言えば、

ケンプサインですよね!!

ですからLCSがある人には辛い動作になると思うのです.
ですから、少し注意しながらストレッチ指導してみていまっす。

PTに依頼を出すと、
症状があるわけではないので
すこしむっとされるかもしれないのですが、
お年寄りの満足度はわりと高かったりするようです.

なかには別の疾患が混じっているのかもしれないので、
いろいろ見て行かないとだと思いますけどね!

他に過不足あれば教えて頂ければと思います.

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orthopedics的外来風景の善し悪しについて。忙しさはいいわけになるかどうか。

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整形外科外来は混みますね。

とあるリハビリの専門の先生に言われたのは、

整形外科医はオーバーワークなんですよ。
とのこと。

病院経営を決められた保険内で頑張ろうとするより、
リハビリ科のように政治力を使って、
保険を改正して科の特性にあうよう努力するのと、
確かに考え方やアプローチの仕方自体が
かなりリハ医の先生と異なりますね。。

ただ、整形外科医が15分診療をすると
保健医療はパンクするきがしますので、
なかなか難しいんじゃないかなと思ったりします。

こちらとしては、長年の疑問の

リハの先生は外来リハビリをやらないのは、片手落ちなのでは?
を聞くと、

リハビリ医の定義を淡々と述べられた後、

外来リハは、リハ医の定義に含まれていないので必要ない
というお返事でした。

ま、そこまで殻に閉じこもっていれば、安全なのかもですが、
多分これは初期診療をするかしないかの問題なんでしょうね。

他のリハ医の先生のご意見を伺えれば幸いだと思っております。

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changeはNGですよ!リハのスタッフには優しい対応をお願いしますね!

先日、病棟でちょっとこわもての患者さんが、
病棟師長さんとものすごい剣幕でどなりあいしてたんですね。

それで今度は、リハビリ室長が来て、
”あなたのリハビリは今後リハビリでは対応しません!!”
とキリッと言い切って、去っていきました!!




何が起きたのかというと、

患者さんが、女性リハスタッフにセクハラまがいの事をするので、
リハスタッフが注意したところ、逆にクレームをつけて、

”担当を替えろ!”

となったらしいのです。

逆切れもいいところですが、
あんまり非常識なことをしていると、
醜聞が広がると、タイヘンですよ!!!

まぁ、こういうようにトップが迅速に動いてくれるとスタッフは安心ですけどね!!
そうでない職場はセクハラが蔓延したりするのかもしれませんね。。

リハスタッフは患者さんと接触が多い分、いろいろストレスも大きいハズです。
だけど、そういう仕事だから・・という割り切りもあるかもですが、
いろいろみんなで共有していきましょう!
きっと糸口が見つかるはずですよ!





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リハビリってそもそもなんですか?PM&R(Physical Medicine and Rehabilitation)について語れ!!

 そもそもですね。整形外科医はリハビリなんて系統的に習う機会なんてないわけなのです。実地訓練で、医師になってからいきなり自分たちより知識のあるPT(理学療法師)さんたちに指示出すわけですから、

うまくいきっこない

 ような気がします。もちろんPTの方々、ものすごいいい人が多いです。ですから表面上とくに言われませんが、影では結構いろいろ主張がある人たちなのですね。ですからリハビリも勉強して注意していきましょう!自分ではできる!と思っていても、PTをいろいろお話しすると、いろんなことを考えているPTはそもそもとっても多いのです。。

私が勉強したリハビリの教科書はやや古い教科書になるのですが
リハビリテーションシークレット

です。

 この本、ものすごい面白いです。USAの10年前くらいのリハビリでの常識的なポイントについて触れられいます。ややバージョン古いのですが、偉い整形外科医の先生は読むべきだと思いますね。幸運なことに、これ日本語ですから、、

面白い部分はいろいろあるのですが、まず目に付くのは、

・リハビリは、PM&RというPhysical Medicine and Rehabilitationの略です。リハビリ専門の科じゃないんです。

 そうです。リハビリは身体医学がメインであり、リハビリは物理医学が基礎になっているという部分です。私はまずここに注目しました。整形外科医が自分ではできると思っていながら、むしろ全然弱い部分でもあります。整形外科医として、保存療法を体系的に学ぶこと、こういう機会はほとんどないんじゃないかと思うからです。

 あとは言いえて言うと、これは現存の少数派であるリハ医に対しても、もう少し身体医学もがんばってくださいよ!という形になります。

そしてこのPhysical Medicine and Rehabilitationですが、体系的にまとまっています。
・基本理念
・障害者のケア
・評価
・電気診断学
・各論
・筋骨格系
・全身性疾患
・慢性疼痛
・特殊領域(スポーツ 芸術)
・職業
・合併症
・治療法
・物理療法
・インターベンション
・装具

というラインナップです。これだけの分野の系統的講義を受けたことはありません。
ほぼ実地訓練ですね。。
ですから、日本の整形外科医が、我々はプライマリもやるんだ!と本当に言い張るなら、、、

orthopedicsではなくて、

PM&O Physical Medicine and orthopedics

PM&Oと名乗ればいいのです!多くの整形外科医は、保存療法嫌いでしょうから、これは嫌だと思いますので、そうすると納得されるのではないかと思います。自分たちがどういう立ち位置にいるかということを、、
我々は、保存療法を重視しますが、あくまで手術がメインの科として教育を受けてませんか?

この本の衝撃的な部分は P336ページの

Q:腰痛は最初に外科医(脳外科医・整形外科医・外科医)にかかるべきか?

この答えになります。

この答えは、
A:絶対にダメである。

なのですが、その理由については、本書をお読み下さい、、、

関節mobilizationや鍼灸などのPM&R(”リハビリ”ではなく、、)での立ち位置などもわかり、私にはすごいためになった本でした。”外科医は外科医に特化しないと”再認識した本でもあります。

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