整形外科的まとめBlog

運動器疾患を担当する整形外科のBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を背景にまとめて取り上げてまっす。

研修

初期研修はじめた先生達へ 再掲

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初期研修医の先生向けの記事を再掲しました。

1、研修する上で一番大切なこと。:優先順位ははっきりと
http://www.orthopedic.jp/archives/52126194.html

2、プレゼンの仕方のまとめ
http://www.orthopedic.jp/archives/52105307.html

3、初期研修って何すれば良いの?:研修のミニマムエッセンスって?
http://www.orthopedic.jp/archives/52105854.html

4、救急当直の実用的なオススメの一手。
http://www.orthopedic.jp/archives/52104682.html

5、研修医になる前に読んでおくと良かった本。:敵を作らないように。
http://www.orthopedic.jp/archives/52115450.html

6、初期研修で忘れちゃいけない心構え。
http://www.orthopedic.jp/archives/52090030.html

こんな感じかな。。。


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2014年度上半期の整形外科教科書の購入ランキング 順位はあまり変わりませんね.

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読者の方が当ページからamazon経由で購入された整形外科教科書ランキングになります。
いつもご協力ありがとうございます.

あまり前回と代わり映えしませんが、
http://www.orthopedic.jp/archives/52109300.html
名前をあげていこうと思います.

第一位
図解四肢と脊椎の診かた


この本は繰り返しになりますが、整形外科の診察方法の基本手技になりますので、内科から外科になる先生、一般当直業務を将来視野に入れている先生は、研修医のうちに勉強しておく事をオススメします.整形外科なんて手術みても勉強にならないけど、診察方法は勉強しておいたら当直でよく使うと思うんですよ。

第二位
整形外科医のための手術解剖学図説 原書第4版


整形外科の手術アプローチの本ですね.整形外科医はこれがないとおまんま食えません.今はもっと良い教科書があるのかもしれませんが、内容的にはこれと手術手技ビデオ(ビデオライブラリー)があれば十分です.

第三位
標準整形外科学 第12版 (Standard textbook)


超定番ですね.改訂がそろそろでしょうか。

同第三位
Rockwood & Green Fractures in Adults (Fractures in Adults


超定番です.今年改訂です.もう少し立つとkindle版が出るかもしれないので、要チェックですね.

第五位
AO法骨折治療


外傷については、これ勉強している先生とそうでない先生はちょっと違うと思います.経験積んで難しい症例をこなすのも面白いですが、最初から”違いのわかる整形外科医”を目指すのも面白いのかもしれません.

同第五位
リハビリテーションシークレット


古い教科書なのですが、北米のリハの標準知識を体系だって覚えられる良い教科書かと思いました.古いのでどなたか改訂してくださいよう。。(もしくはorthopedicsがお手伝いしまっす.)

同第五位
整形外科医のための神経学図説―脊髄・神経根障害レベルのみかた,おぼえかた


これも定番ですよね.

同第五位
痛みの臨床に役立つ手技療法ASTR―軟部組織へのシンプルで効果的なアプローチ


整形外科専門医による整形外科手技療法のテクニック解説の教科書です.教科書よりDVDの方がわかりやすいかもしれません.(ボクは両方持ってます.)評価ができないと手技も的確に運用できないので、評価の教科書の登場が待ち遠しいところです.

同第五位
ウケる技術 (新潮文庫)


唯一教科書以外の本がランキングしていますが、社会人として円滑に仕事行う為のコミュニケーションスキルについての本です.ボクには非常に参考になりました。
http://www.orthopedic.jp/archives/52115450.html

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*決して本をたくさん紹介する為に同五位が多いわけではないと、言い訳してみます。。

初期研修・後期研修で大切なこと その4 存在意義と研修のバランスを考えよう!

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tooruyuu

 研修医の先生に理解して欲しいのは、研修医の意味性です。

研修医は上級医が痒くて本当はしたいけれど、
忙しくてなかなかできないところを、つつがなく行うことが求められます。
そして研修医だけでは担当できない線引きと、研修医が担当できる線引きを、
まず知って欲しいのです。

最初のポイントとしては、

・みんなに感謝されるように働く。

ということです。

でも、感謝って言葉は抽象的すぎて、イミフワードですよね。

感謝のポイントとは、

1、近道しない。はしょらない。

の部分が一番ありがたいかなと。
本当はいちいち確認しなければいけないことを、
一個一個確認してくれている、
例えば、患者さんの問診、診察、処置などです。

でも、求められるポイントがわからなかったりすると、
結局やり直しになったり、事故を起こすので、

2、わからなかったら”わかりません”と言う。
”多分大丈夫だろう”を研修医は言わない。
(確認しすぎても困ることはない。)


ここは徹底して欲しいのです。

 本当は、研修医の仕事の内容をプログラムして、
その通りに仕事をしてもらうのが一番みんなが楽できる方法なのですが、
そういうようにシステムを考えられない部長(教育担当者)もいます。
ともすると、各指導医によって研修医の行動パターンは著しく変更され、
いちいち混乱してしまうパターンの方が多い印象があります。
(つまり、本当の意味で研修病院足りえない病院が多いのだと個人的には思っていますが、)

ですので、結局は、、

3、臨機応変に、現場ルールを知る。

ここが非常に大事なのでがんばってみてください。

 科の特性、指導医の特性、などあるので、
臨機応変さは時に難しいのですけどね、、
どういうことをしたらいいのか、
病棟ナースに業務の流れを聞いてしまうと、
よかったりすることもありますが、
ナースばかりに聞いていても怒られる場合もあります。

そして一番大事なことは、

4、とりあえずめげずにがんばりましょう!!

って言ってもみなさん、
言われなくてもがんばってますよね!!

本当は、研修内容がしっかりしてやることが決まっていたら、
迷うことも少ないはずなのですが、
病院のカラーによって研修内容はかなり変わってしまいますね。
医局がばらばらだったりすると本当に研修医は大変な目にあったりもしますが、
でも、めげずにがんばりましょう!

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整形外科研修を始めるに当たっての10つのポイント、レジデントはとりあえずがんばろう!

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下記記事更新しました。。

 4月1日のネタはとりあえず置いておいて、、4月1日から新入職式ですね!!わくわくするシーズンでもあります。病棟に来る新人ナースがきれいかどうか、レジデントがイケメンかどうかで職場の雰囲気ってがらりと変わりますね。。。

 4月から研修をスタートするレジデントが留意するポイントを10つにまとめてみました!!追加する項目などありましたら、いろいろご指摘くださいね!!

1、日本整形外科学会に入ろう!
 いわずと知れたことですが、我々のギルド組織である日本整形外科学会ですね。けっこうな集金装置と化していますが、一応専門医取るにはまず学会所属して、研修手帳をもらいましょう。臨床研修医で既にもらってる人も多いですよね。
 とりあえず一応当座の目標だと思うので、専門医へのロードマップを提示しておきます。
http://www.orthopedic.jp/archives/51774878.html

2、研修の戦略を立てよう!
 戦略って言っても、もう施設決まってるんですよー!!(泣)といわれそうですが、選べるのなら研修も計画立てて行きたいところではありますね。大学病院ではプレゼンやら論文やらのノウハウが勉強できますし、一般病院であれば、一般的な研修ができますし、専門病院であれば、早くに専門的な研修が開始できます。それぞれメリット&デメリットがあります。行った先でのできること・できないことを自分なりに考えて、研修の戦略を練ること、結構重要なことかなーとも思います。

3、本は買おう!
 医学書は一般的にお高いのですが、それでも最初の知識があとあと物を言うので、最低限は本を買いましょう!
一般整形
http://www.orthopedic.jp/archives/52025779.html
整形内科
http://www.orthopedic.jp/archives/52068262.html

4、道具とグッズをそろえよう。
 最初にそろえる道具としては、打鍵器、角度計測器、音叉、メジャー、定規(角度の測れるもの)などがあります。トレーシングペーパーやらはまだ現役だったりするので施設によって必要なものがでてくるでしょう。業者からもらえるものもあります。もう既に学生の時にいろいろ業者からもらってるかもしれませんが、整形外科関連の業者がいろいろなグッズをくれます。デスクのマグネットから、骨折分類表、整形外科分類表まで!もらえるものはもらってしまいましょう!角度の測れる定規や、各人体パーツの模型などは最初にそろえると良いです。
http://www.orthopedic.jp/archives/52065361.html

5、プレゼンの仕方を覚えよう!
 様々なコンサルテーションの場所がありますので、それにあわせたプレゼンをできるようにしましょう。
http://www.orthopedic.jp/archives/52071168.html

6、部位別身体診察をマスターしよう!
 教科書やりながらじゃもうだめです。全ての部位のルーチーンの診察項目を覚えて、体が動くようにしておいてください。
http://www.orthopedic.jp/archives/52027198.html

7、筋の神経支配とデルマトームは暗記しておこう!
 神経支配レベルは暗記です。あんちょこもっても良いですが、すぐに確認できるように。

8、こそ練をしよう!
 研修医であれば縫合練習、マイクロであれば夜間のマイクロトレーニング、かかせませんね。暇を見てがんばってる度アピールにもいいのかもしれませんが、糸は放置しないで切っておいてくださいね。。

9、AOコースを受講しよう!
 研修施設が許可してくれるなら、AOコース受講を研修半年から1年目くらいの時期にオススメします。
http://www.orthopedic.jp/archives/52027200.html

10、あいさつしよう!
 他にもいろいろ重要な項目はありますが、挨拶は重要です。基本的にものすごい変人だとしても、礼節をわきまえ、常識的な行動を取れる人は、仕事ができるようになっていきます。ここは最低ラインかとも思うので、しっかりしましょう。早い段階で食事会とかあるとスムースに職場になじめて良いですよね。。

足りないところ、いろいろ補足事項などありましたら、よろしくお願いいたします。

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初期研修・後期研修で大切なこと その1 挨拶とプレゼンは爽快に終わらそう!

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 そろそろ新入生が入ってくるシーズンですね。。どう教育しようか待ち構えている指導医の皆様、そしてどう研修しようかがんばろうとしているレジデントの皆様、皆さんがんばってくださいね!!

今回は挨拶とプレゼンテーションについてまとめてみます。

プレゼンで大切なことは、

・まずはあいさつ。(普段から挨拶重要です。あいさつの途切れは関係の途切れにつながりうる。)
・明るく、はきはきしてること。(声が大きいこと。)
・時間間隔を持つこと。(緊急なのか、いつの時間帯なのか、相手が何をしているのかなど)

でしょうか。

基本的な項目は、

いわゆるほうれんそう

・ほう 報告
・れん 連絡
・そう 相談

なんですけどね、、、そんなこと言っても難しいですよね。。

 このほうれんそうは、上司によって微妙に異なるので、最初に上級医にどういう報告すればいいのか聞いてしまうのも一手でしょうか。基本的には科の特性、上司の特性に左右される場合が多いので、それにあわせるのも重要だと思います。

ポイントとしては

・相手は今何をしているのか、ということは結構重要で、外来中、手術中、処置中に電話をするとたいてい機嫌が悪いです。緊急以外ではかけるべきではないでしょう。こういうときは、実際会いに行くほうが波風が立たないかも知れません。(でも、おまえはオンコールだろ!って突っ込みはなしです。。)

・電話コンサルトであれば、長話はできないので、用件を言って、プレゼンが必要であればプレゼンを手短にするのが良いでしょう。

・ちょっと時間がとれそうだったり、カンファレンスの時のプレゼンも、上司やカンファレンスごとのプレゼンの決まりに沿うのがいいと思いますが、取れる時間配分を考慮して構成をできるようにトレーニングするのがいいと思います。患者さんのプレゼン内容については次回以降にまとめたいと思います。 

以下リファレンスになります。
Medtoolz先生
http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2005/07/post_256.html
Dr_kenta
http://blog.livedoor.jp/gp_ken/archives/4436476.html



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研修医はとりあえずうたれづよい子になって欲しいと思ってるorthopedicsより

整形外科医と接骨院(柔道整復師)は仲が悪いのか?

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sekkotu

そうです!!はっきりといってしまうと、接骨院と整形外科医は仲が悪いのです。

 整形外科医としては”接骨院”は保険医療上、商売上ライバル関係にもあり、どうして手術してる僕ら整形外科医の保険金額合計とくらべて1/2も!(整形外科7000億円、接骨院4000億円)保険を取っているのかイマイチわからないぞ!というのが整形外科医のホンネでしょう。マッサージとどう違うんだ?と。どうしてマッサージに保険医療を使うのか?と。不正請求を繰り返す違反者達め!とか思ってますね。
http://sirakowaseikotsu.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16

 接骨院の人は、整形外科医は患者の話をろくに聞かず診断もままにできず、偉そうな高慢ちきな人たちめ。無駄な手術ばっかりして金だけふんだくって!!と思ってますね。柔整はほとんどの疾患は保存療法で治る!とか思っているでしょうから、両者の溝が埋まるわけがありません。

 どだい同じ土俵が政治の世界にしかありませんから、どちらかをつぶすことは難しいでしょう。もし整形外科の先生が興味があれば、整形外科医1人1万円献金運動など起こされるといいと思います。多分柔道整復師の方が数が多く一致団結しているため、数の論理で勝てないので1人10万円くらい献金しないと難しいでしょう。(って整形外科医の結束を考えるとどのみちダメですね。。)
 
 中学生の時には私も接骨院に通院していましたので、捻挫したときなんかの接骨院の治っている感は好きでした。逆に腰痛で整形外科を受診した時にはどうして治ってる感を演出できないんだろうと不思議に思っていました。つまりは整形外科医がもう少し患者さんにリソースを使ってあげればいいのですけれどね。でもね、正直、足側関節捻挫なんかは電気+テーピングより、しっかりギプスで固めたほうがよくなる気がしますよ。
 
 整形外科医のキャリアを踏んだ今の私としては、保存療法を行ううえでの接骨院で行われているかもしれない手技を総合病院のPTに指示、施行させることは土台無理がありますから、手技療法は自分自身で施行してます。やってみてよくなれば、PTに指示する。リハビリ指示を患者さんに指導する。という流れにしています。

 でも手技療法でも絶対によくならない患者さんはやっぱりたくさんいて、たとえば外傷の人ですね。ひどい骨折の人やらたくさんいます。変性疾患でもひどいヘルニアがある人やらどうしても手技療法や保存療法ではうまくは行きません。残念ながら手術療法がどうしても必要になことが出てきます。

 そしてやはりレントゲンやMRIなどの画像検査ができるのは医師の強みであります。そしてブロック療法や薬物治療を手軽に行えるのも強みですし、いざとなれば手術もできる!選択肢が多いというのは大きいですかね。手術技術を奢らず、適切に手術適用を運用して、治療方法をうまく組み合わせて患者さんのBestの治療法を目指したいなぁと考えて外来をこなしております。

 っていうか、こないだ頚部痛で来た整体師はレントゲンの読み方も勉強したことないという方だったから、やっぱりこの保存療法の分野もしっかりとした教育が必要かなーと思いますね。。。(整体師と柔整は違いますが、やっぱりPTでも柔整でも整形外科のトレーニングしていない人は、画像みる力、弱いかもですよー。必要ないって言われればそれまでですが、、)

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マイクロサージャリー(手外科・手の外科)の研修 その2

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マイクロサージャリーの研修 その2

私はマイクロサージャリーを専門施設で1年研修しましたが、みなさんはどこで研修されましたか?

国内で研修医を受け入れてくれる手の外科研修施設は

・新潟中央病院(新潟大学整形外科系列)
・聖隷浜松病院(新潟大学整形外科系列)
・岡山大学病院形成外科(岡山大学形成外科系列)

があります。先日聖隷浜松の大井先生のお話では全国からレジデント受け入れているとのことでした。新潟中央病院だと無給で働いたり(バイトで生計)がデフォだったので、研修待遇も改善している印象です。
(*新潟中央病院からは手の外科の施設が独立したという下記コメントを頂きました。201703追加)
https://www.tenogeka.com/

手の外科研修はもちろん症例数が多い病院で研修したほうが症例は勉強できますが、私が考える研修のポイントは

1、マイクロの初期技術指導(約1週間程度)をしてくれるか否か。
2、自分でマイクロサージャリーを担当できるか。
3、指導医の手術スキルがいいこと。

というのに尽きると思います。

 技術がうまくない先生とうまい先生について、うまくない先生の失敗するポイントを勉強するのも勉強にはなりますが、それも何がポイントかを見抜かなければいけませんから、やはり初期技術指導が大切になってきます。
 上記の3つの施設は初期技術指導をしてくれるようなので、他の施設で研修することになっても、初期技術指導を受けた上で臨床研修したほうがいいようなきがします。もちろん器用不器用というのはどうしようもありませんが、研修を受講しておくととりあえず標準的な知識と技術が身につく(ハズ)ですので、いいと思います。


整形外科医としての壁 その2 :骨折治療

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 骨折治療についてです。

 整形外科医になっても骨折はただなんとなく骨をくっつければ直るものだと考えていました。医師になってからも日本の病院で研修したり、ヨーロッパの病院に見学に行ったりもしましたが、いまいち何が違って、そして何を目指して手術をしているのか恥ずかしながらわからなかったのです。でも自分で診療して偽関節や感染などの問題に突き当たると何をポイントにしなければいけないのかがすこし見えてきます。
 
 私は3年目に受けてきたAO Trauma Principles (Basic) Courseで考え方が定まりました。幸い本格的な外傷研修の前にAOコースを受講できたのと、理解のある職場で研修できたのでその後の研修がとても有意義になりました。コースを受講していないレジデントには原則から外れたトラブル例も散見したので、考え方を学んで研修するのと、考え方を学ばずに研修するのではある程度差が出るのかなぁと思いました。研修受けたほうが絶対的にいいだろうと思います。ACLS学ばずにER研修するのとしないのとで差が出るのと同じ感覚ですね。

 ですからレジデントの先生には是非AO Trauma Principles (Basic) Courseの受講をお奨めします。

AO法骨折治療

骨折治療の原則を知りたい方には必須です。これ知ってると知らないとで診療が変わってきますよ。

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整形外科医としての壁 その1 :整形内科学のススメ 整形外科外来診療基礎

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整形外科医としての壁 その1 :外来診療(基礎)

 整形外科医として最初に働く職場は手術室でしたか?ERでしたか?外来でしたか?最初の1年間はERと手術室だけというレジデントもいますし、最初からバイトで外来に出される場合もあると思います。
 私の場合は"整形外科医は最初は診断ができるようにならないといけないのでまずは外来を勉強しなさい。"といわれて初診の治療に当たりました。

 初診ですからいろんな人が来ます。経験があまりないので他の先生に割り振ることが多く、割り振り外来のようにもなりますが、あまり割り振ってばかりいるとこれまた勉強になりませんし、しっかり自分の仕事しろよとも叱られる為、なかなかきつい研修でした。
 なかでも一番やっかいなのがスポーツ選手でした。的確な診断を出せないままスポーツを中止してくださいといわざるを得ないときの間の悪さったら言いようがありません。もちろんわからない場合は各専門の先生にお願いすることになるのですが、それでも初診の段階でしっかり診断できない罪悪感は大きかったですね。

 その中でも一番心強かったのは隣で診察している指導医の先生に直接尋ねることでした。履歴+診察のプレゼンをして、レントゲンなどを見ていただいて次の指示を仰ぐ。隣に各分野の専門医の先生がいたことはとても勉強になりました。
 しばらくすると基本的な診察パターンさえこなしていれば、あとはあまり診断能力は変わらないのではないかと思うようになってきました。もちろんスポーツの分野などとても診断が難しい分野はありますが、診察して、緊急性のあるものさえ否定して、とりあえず投薬して検査というのは一般的な整形外科の流れだと思います。

 ですから、まずは各部位の身体診察のroutineの項目を施設などの方針で自分で決めてそれを繰り返していくことが重要だと思います。その項目のセットが自分の診断能力の基本になっていくので、いろいろ項目を変化させていくことで診断能力が改善されていくと思います。

図解四肢と脊椎の診かた 


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