以前数回に分けてまとめた腰痛マンガの内容は、実は脊椎脊髄病学会での白土先生(福島)の腰痛講義をまとめただけだったりします。
ririkpoor
http://www.orthopedic.jp/archives/cat_50049153.html

今回はわりと適当に腰痛診療ガイドラインを抽出してまとめてみました。

ガイドラインは
1、定義
2、疫学
3、診断
4、治療
5、予防
的な順番で記載されていました。


1、定義
・原因の明らかなものと明らかなものではない腰痛がある。

腰痛のDdxとしては、

脊椎由来
神経由来
内臓由来
血管由来
心因性
その他

があげられていました。この鑑別診断もマンガでしっかり表にまとめましたね。
backpain2Untitled
http://www.orthopedic.jp/archives/52074604.html

・腰痛の場所を肋骨より下臀溝より上と定義。

腰痛の場所の定義ですが、ガイドラインでは肋骨より下と場所の特定をしています。
わりとここら辺は臨床ではあいまいな場合があります。
”さっき痛いっていってた部分とちがうじゃん!”みたいなことよくありますしね。。

・腰痛は急性、亜急性、慢性腰痛に分類。
LBPchoronic
http://www.orthopedic.jp/archives/52056098.html

急性は4週以内なのだそうです。
ここは講義が眠かったのでうっかり聞きそびれてしっかり描けなかった部分なのでしょう。じきに書きなおします。(泣。。)


2、疫学
腰痛の自然経過

・腰痛は1ヶ月で急速に改善するが、12ヶ月たっても60%の人には症状が残る。
lbpFFG
http://www.orthopedic.jp/archives/52063200.html

そうですね。腰痛の人は2-3週で外来にこなくなることが多いですが、
一旦症状が良くなっても、まだ痛みは残っているケースが多いのでしょうね。


3、診断
・腰椎レントゲンは診療にかならずしも必須の検査ではない。

LBPoo
解説
http://wp.me/p30ItK-P
↑藤堂茶路先生に書いていただいた第七話の絵なのですが内緒でリンクつけておきます。

単純レントゲンは必ずしも必要ない印象がありますが、外来ではだいたい撮ってますね。。

・危険な腰痛のサインを見逃さない。
LBPta
http://www.orthopedic.jp/archives/52074604.html

これはマンガでしっかりと書いてあります。
腫瘍とか感染を見逃さないように、というメッセージですね。。

・痛みが続く場合、危険な腰痛を疑う場合は画像検査を行う。
http://www.orthopedic.jp/archives/52074604.html

これも前述していますね。


4、治療
・薬物療法は有効。

あたりまえというか、、

・コルセットは腰椎の機能改善に有効。

特に腰椎の不安定性をもつ患者さんには有効ですね。
筋膜性腰痛にはあまり効果的ではない気がします。

・運動療法は慢性腰痛には有効。
LBPope22
http://www.orthopedic.jp/archives/52063476.html

とても有効ですね。プールまじめに通える人はわりと良くなっていきます。

・腰痛に対し代替療法と保存療法では治療の有意差がない。
LBPhhh

ガイドラインでは有意差がない=有効であるとは言えない。という結論になっていますが、正しくは、結果は変わらないので、代替療法側に軍杯があがる恐れがあります。。基本的には何してもあまり変わらないという結論ですが、不安定性がある場合はコルセット、筋肉性の場合はストレッチ(急性期は避ける)でよくなる印象はあるんですけどね。。原因雑多にするとそのような結論になりそうですけどね、、

5、予防
・運動療法は腰痛予防に重要である。

ririkpoor
http://www.orthopedic.jp/archives/52056098.html

これも当たり前ですが、あんまり患者としては納得できないものなのですよね。あまり説得力もって運動療法を推し進められない印象があるので、なにか良い手があればと思っています。





 腰痛に関するマンガを担当していただいた、季節キノコ先生、藤堂茶路先生、ありがとうございました!!わりと腰痛についてガイドラインをわかりやすく説明できたのではないかと個人的には思っています。

今後ともよろしくお願いしますね!
eseikeiUntitled

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気のせいか、Let's Swimmigってなんか変な気がするorthopedicsより