整形外科的まとめBlog

整形外科専門医が監修しているBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を幅広く取り扱います。専門医試験対策はアップデートされますので過去ログ参照してください。青森・東京・関西圏対応

麻酔科医

もし整形外科医がフルに手術室で働いたら その2 スタッフ拡充について

外科医一人の為にどこまで効率をよくするのかの続編です。
http://www.orthopedic.jp/archives/52118614.html

各手術室で何がネックになるかを考えるところから入るか、
各手術室で何が一番お金が稼げるか考えるか、

どっちが生産的でしょうね。

一番生産的なのは、

安全にたくさん手術をする。

ことですから、この観点から考えて見ます。

外科医が一日手術をするとします。
1日フルで5件くらいは余裕でできそうなのですが、
http://www.orthopedic.jp/archives/52118614.html

これをもっと機能的にするには、手術室が2つ必要です。
いわゆる並列の手術です、
麻酔の前後する時間に別の手術室で、手術をしっかりと終わらせるわけですね。

でも麻酔科の先生が1人では不安なので、
2つの手術室を安全に麻酔管理するには、
2人の麻酔科医、
もしくは
1人の指導医+2人の麻酔研修医
のどちらかの選択肢になります。
一般的な研修病院を考えると、後者で十分かなとも思います。
(1人は後期研修医が望ましいですが、、)

麻酔がお金を生み出すわけではなく、
麻酔は手術に付随して点数がつくので、
麻酔にしても手術数を稼いだほうが効率はよいはずです。

ナースは、スクラブ1人、外回り1人、予備1人が理想ですね。
6人つくことを考えます。
(予備の人は、次の手術の準備をしたり、必要なものを取ってきたりするスタッフですね。)

手術+麻酔点数で、3万点くらいだとすると、
人件費は医師30万 ナース18万でとすると、
やっぱり手術数を稼がないと、なかなか難しいですね。

並列にすれば、手術時間は30分ですから、
もう少し効率がよくなりそうですよね。

手術は5件できればそこそこペイするかもしれませんが、
どれくらい件数こなせば利益が出るような計算になっていますか?

これまで勤務した職場では、

・骨折は1件1時間以内に終わらせてください。

くらいしか言われたことがなかったので、
もう少し、具体的にお話してもいいと思うんですけどね。

今後ともよろしくお願いしますね!
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PS:普段の1列の手術室では、医師人件費20万、ナース6万(2人しかいないから)で1日5件ですから、並列にしてどこまで効率が良くなるかのお話はあるので、どう効率よく配備するかは重要ですね。

腰椎麻酔 麻酔科医と整形外科医どっちがうまいの?

腰椎麻酔、麻酔科医と整形外科医どっちがうまいの?

この質問は微妙な質問です。

なぜなら、腰椎麻酔というのは1つの一連の作戦なわけですね。つまり様々な手技の一連の動作になるわけです。

麻酔の考え方は

1、術前診察
2、麻酔計画
3、麻酔
4、術後診察

この一連の評価、作戦遂行のノウハウは絶対に麻酔科医の方が優れています!ですので、麻酔科医の先生のほうが腰椎麻酔はうまいと思います。

しかしながら、腰椎麻酔の一番の大きな山である、腰椎穿刺であります。腰椎穿刺は、麻酔科の先生より整形外科医のほうがミエログラフィーの分で経験が多く、腰部脊柱管狭窄症や強直性脊椎炎といった腰椎穿刺困難症例の経験も多いですし、透視下での経験、そしてドライタップの経験なども多いですから、どうしても整形外科医のほうが腰椎穿刺は上手だと思ってます。

ですから、腰椎穿刺が困難な場合は、整形外科医の先生にお願いするのもありなのか?と麻酔科ローテの時は思ってましたし、困難な場合、整形外科医が施行することもありました。

ですから、一概にはどちらが上手とは言えないんですね。ハイ。

 多分、腰椎麻酔が難しい人って高度脊柱管狭窄のある人になると思うので、そういう人の手術の腰椎麻酔は決まって整形外科が担当したりもするので、麻酔科の先生にはあまり難しい症例は回らないかもしれません。でも整形外科の麻酔を担当されている麻酔科の先生はそういう方ばかり担当するので、paramedianとか様々な技術をもたれている先生が多い印象があります。

麻酔科の先生も、整形外科の先生も、今後ともよろしくお願いしますね!
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腰椎麻酔(ルンバール)と麻酔科医 腰椎麻酔やっぱり各科麻酔じゃないとダメ?

 麻酔科医の先生、いつも大変お世話になっております。頚部骨折、圧迫骨折、踵骨骨折の季節になってますのでいつもありがとうございます!!

 今回は麻酔科医の先生と腰椎麻酔(ルンバール)がテーマです。

麻酔科の先生は時になぜかルンバールを嫌う先生がいらっしゃいます。

・ルンバールは各科で、、

 なーんてことはざらだったりしますが、ルンバールでも高度のCHF(心不全)やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などリスクがあるケースもあるので時にはお願いしたい場合もあります。

麻酔科医のコストにルンバールは沿わないというのが、麻酔科医の言い分なのだと思われますが、

・まずは患者さんの手術が必要で、麻酔が必要である!

ということから麻酔計画を立てて頂きたいと考えています。

 つまり、麻酔計画は麻酔科医の領域であって、本来リスク評価、麻酔法選択は麻酔科医が外科医と協議して選択し、より安全で患者さんにBestな方法を選択するのが麻酔科医のお仕事なのだと考えているのですが、いかがでしょうか。

バナナはおやつにはいりませんか?
2番はダメですか?2番じゃ、、、
やっぱり全身麻酔じゃないと麻酔じゃないんですか?





麻酔科の先生!今後ともよろしくお願いしますね!!
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痛みの難民が発生する理由:診断のシステムエラー 第一部: いわゆるペインクリニックについて


↑保存療法で有名な先生は少数かと思います。

痛みの難民が発生する理由:システムエラー 第一部: いわゆるペインクリニックについて

 治療可能な痛みの原因が見つからない人で、痛みの程度が強い人は、最終的にペインクリニックに紹介することとなります。
 ペインクリニックの位置づけは、”本当に何もできなくなった人たちに対して痛みだけとる治療をする。”といった位置づけなんだけれど、この分野はしっかりと分野として確立していない印象があります。
 なぜ”確立できていないと言えるのか”というと、一人の整形外科医が判断して直せないと踏んでも、実は直せる痛みがたくさんあるからなのです。整形外科疾患は部位ごとに専門性も高く、そしてお互い関連しあっているのでなかなかやっかいです。あまりに必要な知識量が多すぎて整形外科の知識を吸収するだけでも整形外科医はおなかいっぱいになります。痛みの診断は時にとても難しい場合があります。痛みの治療について整形外科医同士でも異なる意見を持っている場合がほとんどでしょう。
 そしてその”痛みの診断”をするトレーニングやら技術やらをペインクリニックの専門家である麻酔科医の先生はノウハウとして上手に持っているとは実は言いがたいのです。たいていのペインクリニックの先生は紹介状を基に治療を開始して、自分での診断を避ける傾向にあります。麻酔科の先生なので、保存療法のトレーニングまで時間がなくてできないことが正直な部分かと思います。言いえて言えば、ペインクリニックの先生は痛みの治療の専門家であって、痛みの診断の専門家ではないことが多いです。

(これはあくまで個人的にまわった3つの大学病院で感じたことです。まず整形外科の保存療法に長け、整形外科の手術療法にも精通し、多種多様なブロックの手技ができるペインクリニックの先生。どなたかご存知ですか?かなり少数ですよね。)

つまり
・整形外科医は手術適用になる患者に興味があり、手術対象でない患者にはあまり興味がない。(ことが多い。)
・接骨院では手術できないので、柔整は手術療法には知識も興味もなく、保存療法にしか興味がない。(ことが多い。)
・リハビリ医は自分で診断を放棄して整形外科医の指示の基に動く。(ことが多い。)
・ペインクリニックでは診断をしない。(ことが多い。)

”痛みの診断自体できる人が少数で、痛みの治療がどう進むのか?”という問題です。

 システムエラーなんだと思うんだけどな。優秀な整形内科医や手術適応が決めれるプライマリーのリハビリ医がいないっていうことは。

 どこぞの大学講座に、整形内科を独立させるか、リハビリ科がプライマリーphysician始めるかしないとこの問題は解決しない気もします。もちろん、柔整に整形外科研修を必修にさせるとか、リハビリ医に手術必修にするとか、麻酔科医が整形外科を必修にするとか、教育プログラムの変更で対応できると思いますが、このような対応をしている医局はありますか?

 自分の診断能力が低いとかリハビリ医や麻酔科医や整形外科医が医局として認めるとは到底思わないから、この問題は絶対解決しないので、今後も迷える患者さんたち、間違って手術されちゃったりする患者さんがあとを絶たないのだと思います。
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