整形外科的まとめBlog

整形外科専門医が監修しているBlogです。初期研修や整形外科についての話題を医療、法律、ネット文化を幅広く取り扱います。専門医試験対策はアップデートされますので過去ログ参照してください。青森・東京・関西圏対応

HIV

拝啓 日赤様 献血の安全性のための施策案

いつもお世話になっております。

先日、献血関連で悲しい出来事がありました。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/55997
____________________________
エイズウイルス(HIV)に感染した男性献血者の血液が日赤の安全検査をすり抜け、2カ所の医療機関で2人の患者に輸血され、うち1人がHIVに感染した。
____________________________

でも、そんなこと予想されてましたし、今回が初めてじゃないですよね?

まだ国内では若干増加傾向ですし、
HIVなんてもうそんなに珍しい病気じゃないんだし、

どんなに高感度な検査に変更したって、
window periodの期間はどうしても無理なんだから。

こういうことはなくならないでしょう。

ですから、
どうしても公衆衛生的な対策にかかってくるのではないでしょうか。

今回は検査目的で来て、
検査結果教えてくれないと知っても、
そのまま献血してしまう人を減らすことを考えてみましょう。

1、
ヒトは易きに流れる。

のど渇いてるときに、
10秒で無料で麦茶のめるのに、
30分かけて、500円の麦茶は買いに行きませんよね?

今回も、
HIV検査は自治体で無料で受けられるのに、
どうして献血に行くのか?
ということですが、
ダメって言ったって、
やる人はやるので、
献血よりもアクセスしやすいHIV検査法を考えるべきです。

幸いなことに、

血液検査よりも簡単な、
唾液でスクリーニングする方法がありますので、

http://journal.kansensho.or.jp/kansensho/backnumber/fulltext/67/1031-1037.pdf

http://jaids.umin.ac.jp/journal/2011/20111303/20111303132136.pdf
(narumita先生に教えてもらいました!)
(まだ採算性の問題で日本に入ってきてないんだそうです。。)

唾液で検査できるのに、
わざわざ痛い検査する人は少ないはずです。

この方法で、

1、メール。
2、検査キット自宅に無料で届く。
3、キットを送付する。
4、結果を受け取る。

という流れを作れるとよいですね。

もちろん保健所で簡単に検査でもいいですね。
ただ、
多分保健所に行くという行為が、
またハードルが高く、
献血ならカモフラージュできるから
という心理的な要素があるのだと思います。

(郵送の発想自体は、僕が見学に行ったUSAの施設に準拠してます。)


2、
一旦流布した情報はお金をかけないと消えない。

つまりですね、

1、HIVにかかったかもしれない。
2、献血で検査してくれるんだったかな。


という誤った認識が流布していることが問題ですね。

ですから、これは、お金かけて

おはよううなぎ!
クラスのCM打たないとダメだと思いますね。



というわけで、提案する施策案として、

1、HIVの唾液検査を無料でおこなう。
2、大々的にこれを広報する。


これが対策だと思うのですが、
いかがですか?

やっぱり
文化祭でHIV検査無料でするとか、
保健所で毎週木曜日に検査しますとか、
誰かにかち合ったりしたら気まずいでしょ?

だから、
絶対郵送のシステムのほうに、
流れてくれると思います。


そして、この事業を誰がやるのかって言ったら、


Q:献血事業の安全性はだれの責任か?
A:日赤でっす。

僕は、日赤がやればいいと思うの。

コスト上がっても、献血コスト上げればいいんだし、
HIV早期発見で、リスクも減らせるんだし、
なによりHIVの増加を減らすことで、
日赤血の安全性を担っていますなんて
誰も文句言えなくなっちゃうと思うけどね!!


というわけで、
HIV事業の推進は、
献血の安全性の担保もためにも必須だと思います。


いかがですか?

日赤さんよろっしくですね!!

今後ともよろしくお願いしますね!
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整形外科医Dr山中の野望 日本再生医療のロードマップ!

先日、ノーベル賞受賞の京都大学の山中先生の講演を先日初めて生で拝聴して来ました。英語の講演でしたがとてもわかりやすい構図でした。

講演の内容は今後の日本における再生医療のロードマップについてでした。
http://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-11493333021.html

 結局ある程度安全にiPSを使用して再生医療に取り組む土台はできたので、すぐに臨床で使用できるような状況を作るために、細胞自体のストックをまず作ってしまおう。というのがアイディアのようです。
http://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-11497234241.html

 多分個人の細胞からiPSを作成することも可能なのですが、時間がかかるし品質の問題もあるので、実際に臨床応用するためにはもう少しスピードが必要と考えているのでしょうか。

 山中先生があげていた目標が、


第一目標
とりあえず数年間のうちに相同MHCの個体を見つけて安全なiPS細胞を作ろう!

第二目標
さらに相同MHCの個体数を検体数を増やしてもっとたくさんの人にアプライできるようにしよう!

ということのようです。
http://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-11484126334.html

私の疑問としては、
安全性の問題です。

 でも、安全性って言っても、もちろん感染症やら腫瘍化やら、いろいろな側面があって、イキナリ素人には議論はできませんね。。自分の考え方を整理するために、ちょっと自分なりにまとめてみました。

1、コンタミ・感染症
 まずは感染症ですが、HIVのような感染症のリスクは輸血程度のリスクになるのか、もう少し低くなるのかという疑問です。時間をかけて感染症を調べられますからwindows periodsについてはクリアできると思いますが、それでも未知の感染症や、培養過程でのコンタミは防げない部分があります。肝炎やHIVクリアできるだけでもとても大きいと思いますので、リスクとしては低いのだと思います。
 ただ、やはり自分の細胞からiPS培養した方が良いような気もしますのですが、やはり作成するのに時間がかかるから、ストックから起こせる、もしくは常に様々な細胞のストックのある方法のほうが良いということなのでしょうか。
 治療を急がなければいけない状況というのが限られると思うので、自分の細胞ができるまでのつなぎという位置づけはダメなんでしょうかね。

2、遺伝子の問題がないかどうかのチェック

 選定した相同MHCの個体に大きな遺伝子異常がないということをチェックする必要があるかどうかです。これもある程度、どういう人が安全で、どういう人が危険かということを使っていかないとわからない部分もあるかと思います。
http://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-11497234241.html

3、その他、iPS品質管理や分化管理などについて
実はいろいろレクチャーがありましたが、、私の能力ではやや理解不能でした。。この部分はもう一回よく調べて再考してみます。

最近ではc-mycを使用しないでもiPS化できるそうですし、センダイウイルスでも可能なようですし、化学物質だけでもiPS化できるかもということで、iPS化への多様性とそしてiPS効率、安全性、分化の精度などが問題になりそうですね。。

医師としてというより、個人としてもこれからの再生医療の発展を期待したいところです。


 整形外科医としての展望としては、注射するだけで治せる骨細胞をペーストのように使いたいなと思っていますが、そこまで必要性に駆られないというか、、症例がすごい多いわけではないですよね。みんなに使う必要性はないと思います。。。(安全性を考慮すると治療対象になるのは、骨再生であれば、難治性骨折治療やら感染症例になると思います。)
 でも軟骨や椎間板であれば変性疾患が加わりますので、期待している高齢者や関連医療従事者はかなり期待しているのではないかと思ったりします。

 再生医療の今後の発展を願って、、
今後ともよろしくお願いしますね!
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