椎弓形成後の頚椎ROMの論文が最近出ていたので、最近の頚椎椎弓形成周辺の論文を少しまとめて読んでみました。

 skip laminectomyの長期成績がまだ英文になっていないのでしょうか。可能であれば是非spineに乗せてほしいなぁと、、これまで出てきているのは否定的な論文ばかりです。実際に温存手術にしたほうがリハビリは確実に早い印象はありますが、どういう論文を出すのかがキーのような気がします。

今後は
・広範囲除圧の際の頚椎後方除圧固定 VS 前方固定の観点
・頚椎椎弓形成の際のkyphosisの検討

以上の2点について、今後チェックしていきたいと思います。
以下論文です。
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1、
Cervical Alignment and Range of Motion After Laminoplasty: Radiographical Data From More Than 500 Cases With Cervical Spondylotic Myelopathy and a Review of the Literature
Machino, Masaaki MD et al.
Spine:15 September 2012 - p E1243–E1250


・520ケース
・椎弓形成はdouble-door laminoplasty
・頚椎の術前術後のsagittal ROM
・術前 11.9°
・術後 13.6°
・1.8°のlordosis増加
・total ROMは術後40.1°>33.5°へ低下
・lordosis group(457)の7.2%がkyphosisへ。kyphosis group(63)の50.8%がkyphosisへ
・post operetive kyphosisは12.1%

post operetive kyphosisの検討ではなく、術後のROM訓練が強調されていた印象がありました。
kyphosis症例で再手術になる症例の数がしりたいですね。

2、
Preservation of muscles attached to the C2 and C7 spinous processes rather than subaxial deep extensors reduces adverse effects after cervical laminoplasty.
Sakaura H, Hosono N, Mukai Y, Fujimori T, Iwasaki M, Yoshikawa H.
Spine (Phila Pa 1976). 2010 Jul 15;35(16):E782-6.


・36例のCSMに対するC3–C6 opendoor laminoplasty
・温存手術と従来の手術で18例づつにわける。

温存手術と従来の手術での差はなかったので、C2、C7の操作が痛みの原因になっているのでは?という論文。

3、
Laminoplasty and skip laminectomy for cervical compressive myelopathy: range of motion, postoperative neck pain, and surgical outcomes in a randomized prospective study.
Yukawa Y, Kato F, Ito K, Horie Y, Hida T, Ito Z, Matsuyama Y.
Spine (Phila Pa 1976). 2007 Aug 15;32(18):1980-5
.

skip laminectomyですがあんまり成績は変わりませんでしたよという名古屋からの報告。

4、
Can laminoplasty maintain the cervical alignment even when the C2 lamina is contained?
Takeshita K, Seichi A, Akune T, Kawamura N, Kawaguchi H, Nakamura K.
Spine (Phila Pa 1976). 2005 Jun 1;30(11):1294-8.


・C2とC7のcobb角を計測。術前術後。
・C2 fully split群、C2 dome群、C2 intact群の3つのグループの比較。
・cobb角はfully split群でintact群に比べて優位に減少する。

やはりC2にかかると成績が悪いみたいですね。

5、
Expansive laminoplasty as a method for managing cervical multilevel spondylotic myelopathy.
Martin-Benlloch JA, Maruenda-Paulino JI, Barra-Pla A, Laguia-Garzaran M.
Spine (Phila Pa 1976). 2003 Apr 1;28(7):680-4.


・12例のKurokawa's procedure

成績がわりとよかったですね的な論文。12例なのでイマイチかと。


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